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介護スタッフ向け理念研修会を実施しました

カテゴリ:研修・セミナー
2月12日、いこいの森西原の介護職員を対象とした理念研修会を開催しました。

理念研修の時間は、当施設に対する介護の考え方を再確認できる大切な機会。そのため全職員が出席する必要があるのですが、みな忙しい合間を縫って参加するため、なかなか時間を合わせることができず…。

そこで、この理念研修だけは複数に分けて開催しています。

日々の業務に追われる中で、どうしても「こなす」ことになってしまいがちなケア。

理念研修は、私たちが介護という仕事に向き合う原点に立ち返り、法人が掲げる理念「普通の暮らし」をどう実現していくかを見つめるためにも欠かせません。
なぜ介護の仕事を選んだのか
研修の冒頭では、「介護は大変な仕事なのに、それを仕事として選ぶ動機は何だろう?」という問いかけからスタートしました。

「目の前の困っている人を放っておけない気持ち」
「その人らしい生活を最後まで大切にしたいという願い」
「管理されたケアではなく、暮らしを支えたいという強い信念」

さまざまな思いや動機から介護職の道に進んだことでしょう。参加した職員一人ひとりが、介護職を志した当時の熱い想いを再確認しました。
私たちが守りたい「普通の暮らし」
当施設が理念として掲げているのは「普通の暮らし」、そして「いきいきとした日々を共に生きる」ことです。

施設に入ったからといって、これまでの習慣や生活リズムを大きく変える必要はありません。普通の暮らしを実践するために職員が心がけたい具体的なケアの指針として、以下のようなポイントを共有しました。

(食事) ただ栄養を摂るだけでなく、おいしく、楽しく。五感で味わい、嗜好を大切にする。
(入浴) 業務的な作業ではなく、なじみのスタッフとゆっくり会話を楽しむ時間にする。
(排泄)プライバシーを尊重し、羞恥心や諦めの気持ちに寄り添う。
(生活リズム) 24Hシートを活用し、一人ひとりの起床・就寝のリズムを大切にする。

入居者様が自分らしくいられる場所であるために、日々の関わりをどう工夫するか改めて見つめ直しました。
管理ではなく生活を。説明できるケアへの挑戦
研修後半では、少し重たいけれど避けては通れない「身体拘束と虐待」について考えました。

入居者様は、お一人お一人が生活者です。事故ゼロを目指すあまり、入居者様の生活者としての自由を奪っていないか?

現場で起こりやすいグレーゾーンな事例についても話し合いました。

「誰の安全を守るための行動なのか」
「その行動にはどんな理由があるのか」
「できることを奪っていないか」

職員の慣れや、上司・先輩の強い意見に流されず、新人や若いスタッフも「これってどうなんだろう?」と疑問を口に出せる雰囲気こそが、安全な暮らしを作ります。

自由を奪うのではなく、ご家族にも堂々と説明できるケアを行うこと。それが私たちの目指す姿です。
スタッフの心を守るマインドフルネス
質の高いケアを続けるためには、スタッフ自身の心の健康も欠かせません。

虐待や不適切なケアは特定の人だけに起きる問題ではありません。心に余裕がない場合、誰にでも起こりうること。

研修では、心の乱れのコントロール方法としてマインドフルネスが紹介されました。

  • イライラしたら、声をかける前に一呼吸置く。
  • 余裕がないときは、誰かに聞いてもらう。
  • 「今日は余裕がない」と言える職場であること。

いたずらに頑張るだけでなく、時には立ち止まれることも不適切なケアを防ぐ力になります。
施設長からのメッセージ
研修の最後には、施設長より以下のメッセージが伝えられました。

「理念を『壁に飾られた文字』だけで終わらせず、実際のケアに落とし込んでいきたい。忙しい時ほど理念に立ち返り、立場が弱い人のために何ができるかチャレンジしていきましょう。地域に愛される施設になることが、未来につながります」

これからも定期的に理念について考える研修を行い、「普通の暮らし」を守り、入居者様もスタッフも笑顔でいられる場所づくりを目指してまいります。

(2026.2.12執筆)
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