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腰痛アンケートの結果からわかったこと

2026-03-13
カテゴリ:アンケート
いこいの森西原では、職員に対するアンケートを定期的に行っています。

今回は令和7年1月に実施した「腰痛」に関するアンケートの結果を公開します。

 介護職において腰痛は長年の課題です。今回のアンケートは、現場の実態を数字として把握し、職員が安心して長く働き続けられる環境づくりの第一歩として実施しました。

(アンケートの概要)
回答者数は32名(全員介護職)。 経験年数は「10年以上」が13名と最も多く、ベテランスタッフが多い結果となりました。勤務形態は常勤(夜勤あり含む)21名、パート11名です。
アンケートで分かったこと
(腰痛の現状)
現在、腰痛が「ある」と答えた職員は14名(43.8%)で、「以前あったが今はない」が9名(28.1%)、合わせて72%の職員がこれまでに腰痛を経験していることがわかりました。

(腰痛が出始めた時期)
「入職前から」が11名、「入職後」が9名。入職後に発症した方の多くは1〜3年目に痛みが出ており、仕事を続けていく中で徐々に身体への負担が積み重なっている様子が見えてきます。

(痛みの頻度)
「たまに」が最も多い一方、「ほぼ毎日」「週に数回」と答えた職員も合わせて10名おり、慢性的に痛みを抱えながら働いている方が少なくないことが確認できました。

(痛みが出やすい業務)
最も多かったのは「中腰・前かがみ」で20名。次いで「移乗(車いす⇔ベッド)」15名、「おむつ交換」14名と続きます。これらはいずれも介護現場では避けて通れない日常的な業務です。

(職員それぞれの対策)
多くの職員が自分なりに腰を守る工夫をしていることも分かりました。「湿布・薬」16名、「ストレッチ・体操」15名、「コルセット」14名が上位で、個人の努力でなんとか対応している実態が浮き彫りになっています。

(施設の対策への評価)
「施設内の腰痛対策は十分ですか」という問いに対し、「十分」と答えた職員はゼロ。「あまりできていない」「できていない」と回答した職員が合わせて78%にのぼりました。この結果は重く受け止めています。
希望する対策として多く挙がったのは、「人員配置の見直し」「福祉用具の充実」「相談体制の整備」でした。

(コメントから見えてきたこと)
個別にいただいたコメントには「体をひねった状態での移乗が多く、重さだけでなく利用者様に負担をかけないよう気を使う中で、無理な姿勢が続いてしまう」「勤務が一部に偏りすぎていると感じる」「施設内が寒く、身体が冷えると痛みが出やすい」など、現場ならではの切実な声がありました。

個人の努力だけでは限界があること、職場環境そのものの改善が必要であることを改めて認識しました。
これからの改善に向けて
腰痛対策としては以下のような方法があります。

  • 福祉用具の活用(リフト・スライディングボード等)の見直しと充実
  • ボディメカニクスを取り入れた介助方法の研修実施
  • 腰痛を抱える職員が相談しやすい体制の整備
  • 業務の分散と人員配置の見直しに向けた検討
  • 寒さ対策など、職場環境の改善

いずれも当施設では従来から取り組んでいる対策ではありますが、アンケートの結果を踏まえ、これまで以上に取り組みを強化する必要があると感じました。

腰痛は「仕方ない」で片付けてはいけない問題です。いこいの森西原では、これからも職員の身体の声に向き合いながら、一人ひとりが長く健康に働き続けられる職場をつくってまいります。
(2026.3.13執筆)
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