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流しそうめん 2026 ── いこいの森のテラスにはじける水の音

[食のイベント,施設の暮らし]

8月、いこいの森西原のテラスに竹の樋(とい)が組まれました。毎年恒例の流しそうめんの始まりです。

今年は1階、2階、3階とフロア別に3日間に分けて実施。中庭に面した1階テラスが会場です。事務長とK君が準備してきた竹製の樋に、ついにそうめんが流れる日が・・・

今回のそうめんは管理栄養士と職員が準備しました。「食べやすさ」と「すくいやすさ」を考え、麺を半分に折ります。
また、水に流している間に水気を含んで柔らかくなることを見越して、少しかためにゆでました。

ゆで上がった麺は流水でよく洗ってぬめりを取り、ひと口分ずつ小さく丸めて盛り付けます。
ひとまとめにしてしまうと、流すときに一度に大量に落ちてしまい、すくいきれずに廃棄が増えてしまい・・・もったいないですよね。
薬味は、のり、すりごま、揚げ玉、ねぎ、みょうが、生姜、わさび。
麺つゆは醤油味とゴマダレ味の2種類を用意。

ゴマダレのつゆはとても美味しくて、大変人気がありました。

なのですが、すりつぶした梅ペーストと醤油味のつゆの組み合わせが絶妙な味わいで・・・ブログ担当Sの新たな好物となりました。
いこいの森の恒例行事である流しそうめんは、法被に菅笠姿がりりしい事務長が大活躍。竹でつくる樋の準備から、当日のそうめん流しまで、事務長の仕事なくしてこのイベントは成り立ちません。  

今回も、樋の上手に立ち、流れる水の状態を見極めながら、ふわりと丸めた麺をほぐしつつ次々に樋の底へと送りだしていきます。お手伝いのK君と交代しながら、そうめんをどんどん流していきます。

しばらく観察したのですが、流す水の速さ、そうめんをセットする間隔、そして量のどれか一つでもバランスが崩れると、途中で止まってしまったり、勢いよく流れすぎてすくえなかったりするんですね。
ちょっと大げさかもしれませんが、上手にそうめん流しをするには「職人技」が求められる・・・のかも?
流れてくるのは、そうめんだけではありません。
ひと口大のスイカ、ミカン、それにお蕎麦。
「流しそうめんなのだから、そうめん以外を流すのは邪道だ!!」
と思うかもしれませんが、そんな規制はもちろんございません。笑

それに、そうめんばかりだとちょっと飽きてしまうこともあるでしょう。
涼し気なフルーツや蕎麦を流し、お口直しをしてもらうことで、メインのそうめんもたくさん食べていただけるのでは?

「流れてくるそうめんや蕎麦、フルーツをどのようにすくうか」

この動作には本当に性格が出ていたように思います。

少し上流から待ち構えて、「一本たりとも逃すまい!」とがっつりすくいあげる方がいれば、
なかなかタイミングがあわず、「あらぁぁぁ」と目の前を通り過ぎるそうめんの塊を残念そうに見送る方も。

もちろん、うまくすくえない入居者様には、職員がそばでしっかりサポート。腰を落とし、目線の高さを合わせて見守りながら、どうしてもうまくすくえない場合は職員が代わりにすくってお椀に入れてあげました。
3日間、水を流し、麺を流し、片づけをして、また翌日の準備へ。
竹の樋は使うたびにスポンジと洗剤でぬめりを落とし、次亜塩素酸ナトリウムで消毒して、布巾で水気を拭き上げます(そうしないと翌日にはカビが出てしまうため)。

全日程の流しそうめんを終えて、疲労困憊の様子で腰を下ろす事務長。
実は、これが事務長の19年間を締めくくる最後の仕事です(詳しくは別記事にて)。

テラスの床には、樋からあふれた水が光っていました。楽しい宴と事務長を名残惜しむかのように。
(執筆2026.8.22)

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